蜂の子のチカラ

蜂の子と脳の関係

蜂の子の豊富な栄養成分は脳にも優れた効果があります。グルタミン酸の脳を活性化やトリプトファンの精神を安定させる働きは、全身的な健康維持にも重要な働きです。今回は、グルタミン酸とトリプトファンの脳と健康への作用についてご説明します。

脳を活性化するグルタミン酸

蜂の子には旨味成分として知られているアミノ酸グルタミン酸が含まれています。グルタミン酸は脳内で、神経細胞の栄養補給支援や機能発現のための脳内環境を整える働きをするグリア細胞の代謝に関わっています。興奮性の神経伝達物質として働き、脳機能を活性化します。そのため、脳細胞死やパーキンソン病、認知症などの予防、記憶力や学習能力の向上に効果があると言われます。また、グルタミン酸と逆の働きを持つ、神経を鎮めてリラックス効果をもたらすGABAを合成する働きもあります。

精神安定で多くの効果をもたらすトリプトファン

疲労やストレスを軽減

蜂の子に含まれるアミノ酸トリプトファンは脳内でビタミンB6やナイアシン、マグネシウムと結合してセロトニンを生成します。セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンの働きを抑制して精神を安定させる働きがあります。精神が安定すると、疲労やストレスを軽減、不眠などの改善に効果があります。

うつを改善、学習能力を高める

トリプトファンはセロトニンを生成するだけではなく、同じくアミノ酸のチロシンとともにドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質を生成します。気分を高揚させる働きがありますので、うつや不眠症の治療への効果、学習能力の向上に効果があるという報告があります。

ストレスホルモンコルチゾールの分泌を抑えて聴力改善

加齢やストレス、疲労などによりストレスホルモンコルチゾールの分泌が過剰となり、耳鳴りや難聴などの聴力の障害を引き起こします。コルチゾールの受容体が聴力をつかさどる蝸牛周辺に多く存在するため影響を与えていると考えられています。トリプトファンはセロトニンを生成して精神を安定させる働きがありますので、神経が鎮静化することにより自律神経のバランスが整います。また、気分が落ち着くことによりコルチゾールの分泌も抑えられますので、耳鳴りや難聴が改善されます。

蜂の子は脳の働きにも有用な成分を含んだ優れた食品です。普段の生活に取り入れ、栄養バランスの取れた食事にすると、いっそうの効果が期待できます。

[出典]
蜂の子でセロトニンを生成
http://toa-search.netgamers.jp/serotonin.html
蜂の子を飲んで難聴を改善しよう!
https://www.sazoo-aq.org/attractions/butterflies/
蜂の子サプリで耳鳴り改善
http://oita-kaigo.moo.jp/03.html
耳のトラブルに蜂の子が有効
https://www.elmastaba.org/02.html

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