蜂の子とローヤルゼリーを比較

蜂の子とローヤルゼリーはどちらも蜂に関係しており、健康に優れた効果があることで知られています。蜂の子はローヤルゼリーよりも優れているともいわれますが、大きな違いがあります。今回は、蜂の子とローヤルゼリーを比較してご説明します。

蜂の子は、ミツバチやスズメバチなど蜂の幼虫やさなぎのことです。ハチミツやローヤルゼリーを食べて育ちます。

ローヤルゼリーは、働きバチが食べた花粉やハチミツを体内で分解・合成し、咽頭腺や大腮腺から分泌される乳白色のクリーム状の物質です。女王蜂となる幼虫や成虫のみが食べます。

蜂の子もローヤルゼリーもアミノ酸スコア100点の食品ですが、その他の含有成分に違いがあります。

蜂の子はローヤルゼリーに含まれていないビタミンCを豊富に含むとともにオレイン酸やパルミチン酸などの脂肪酸を多く含んでいます。ビタミンB群を豊富に含んでいるため、疲労回復に高い効果があります。

ローヤルゼリーは水溶性ビタミンを含んでいませんが、蜂の子に含まれていないイノシトールや葉酸を含んでいます。また、ローヤルゼリー特有のデセン酸を含んでいます。デセン酸には抗菌作用、抗酸化作用、インスリン様作用などがあります。

同じ蜂製品ですが、含まれる成分の違いにより、多少効果・効能にも違いがあります。下に主たる効果を列挙していますが、それらのもたらす副次的な効果も多くあります。

蜂の子もローヤルゼリーも優れた食品です。甲乙つけがたい栄養と健康効果があります。好みや体質に合ったものを選ぶといいでしょう。ただし、どちらも蜂製品ですからアレルギー反応を起こす可能性があります。気になる方は、事前にアレルギー検査を受けてください。